作品カテゴリー: オリジナル小説

えちからどっとねっと

ある夜のループ。

 ある所に、男の人がいました。まあどうってこともない、普通の人です。とりあえず彼としておきましょう。その彼は人里から少し離れた、一軒家に住んでいました。変わっているのは、隣にお墓があることぐらい。そのおかげで彼は家を安く…
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複雑な関係

(……あの子、可愛い♪) 私がその子を見つけたのは、講義開始のブザーが鳴る少し前のことだった。髪を長く伸ばした、ワンピースが似合う、女の子。髪は決して染めておらず、自然なストレートの感じはまさに「大和撫子」というべきか。…
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Cm(シーマイナー)

「私、そろそろ寿命かな」 目の前で机に座っていた少女は、そう言った。きっかけなどなく、突然。「ど、どうして?」 戸惑うのは当然だ。そんな衝撃的な言葉を唐突に言われ、普通にしていられる人はなかなかいない。「何となく」 特に…
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机上詩同好会(ショートショート版)

〈第0幕〉  ある日の夕方。×××××室の中に独り、少女がいた。少女は机に座り、あてもなく窓から外を眺める。そして独り言を呟く。「最近、何か私おかしいな……」 今まではそうでもなかったのに、最近はすごくだるくていつの間に…
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世界リポートの日常?

 愛知県某所・えちからちゃんねる運営事務局。ここにはラジオ収録ブースが併設されている。「今回の『Line戦線異状なし』は──『警察無線』ですね、判りました」 収録ブースに入りスタッフと打ち合わせをしているのは「さくらの♪…
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