作品カテゴリー: オリジナル小説

えちからどっとねっと

思いつき。

「ねぇ、今度ここで競走しない?」 耳を疑った。「……どこで?」「ここで! マラソン大会があるんだってさ」「……へぇー」 名古屋駅桜通口(東口)から四方へ広がる大地下街の一角、とある喫茶店で休憩を取っていた時。僕の幼馴染み…
Read more

裁き

「……次は誰が来るんだろう?ま、僕が全部倒しちゃうけど。」 少年が独りで、つぶやいている。周りにはしみ一つない、真っ白な空間。 その空間が、歪んだ。「あら、来たみたい。まあいいや、相手してあげよ。」 その言葉には余裕の表…
Read more

裁き[改訂版]

 少年は、呟く。「……次は誰が来るんだろう?」 周りには染み一つない、真っ白な空間。その中に小柄な少年が独り、身の丈程もある大剣を手に、立っている。「ま、ボクが全部倒しちゃうけどね」 その言葉を発すると同時に、突如その空…
Read more

二月十六日金曜日。

 春はもうすぐ来る、それは分かっているが寒すぎる。学年末テストはもうすぐだが全然勉強していない。まあ、受験は来年だ。多分、大丈夫だろう。 テスト週間で部活がない。つまらないが、楽だ。家でのんびりできる。けど親に勉強しろと…
Read more

行動と、想い。(SS版)

 少年が一人、街の中で立ち止まっていた。彼の眼に見えているのは人間の、腕、だけ。「腕だけでも結構、どんな行動をしているか分かるもんだなぁ」 手を繋いで歩いていたり、立ち止まって本を読んでいたり。近くには音楽を聴いているら…
Read more